そもそもチューニングってなに??

その1 チューニングとは??

英語でチューニング(Tuning)とは
日本語で『調律、調整、または同調』
といった意味があります。
例えば
楽器で言えば、音程を合わせる。
バイクで言えば、燃料の量を合わせる。

というように、本来ズレの生じているものを
『調整し合わせること』と考えていただければと思います。
音程のずれた楽器でいくら演奏しても
決して良いメロディーにはなりません。
同じように、バイクも調子良くは走らないのです。

様々なマフラー、エアクリーナー、排気量、カム、などなど
交換することにより、必要な燃料
最適な点火タイミングはズレてしまします。
そのズレを調整し合わせることで
結果としてトルクや馬力が上がり
『チューニング=パワーアップ』
という内容になるのであります。

その2

どのように、『チューニング』するのかご説明します。

近年のハーレーダビッドソン車は全てのモデルが
コンピューターにより制御された
インジェクションモデルになっております。
車体に装備されたコンピューター
(ECM Electronic Control Module)
これにパソコンを接続し、数値化されたデータを変更していきます。
燃料の噴射量、点火のタイミング
アイドリング回転数、レブリミット、その他装備のオンオフなどなど
多数の設定、制御をコントロールすることにより
『チューニング』を行っていきます。
パソコンをポチポチすることで
バイクの性能が変化するので御座います。

キャブレター車では
工具を使い、部品の交換
スクリューの回転、他部品の位置調整を
行うことで、『チューニング』することが出来ます。

その3

シャシーダイナモを使った『チューニング』とは?

様々なコンピューターユニット、そしてユニットの進化により、公道での実走行による自動学習機能によるチューニングが可能ではあります。
しかしながら、様々な事情から一般道では常に一定条件での走行が難しい事も多くあります。
安定したデータをコンピューターに読み込ませる事ができなければ、その自動学習も結果として良いものにつながらない事もあるのではないかと思います。
当社のシャシーダイナモは
負荷装置により様々な条件を疑似的に作り出し
コンピューターに対して最適な条件で車両を走行させることが出来ます。
安全に、細かな状況を、画面を確認しながら正確に入力することが出来ます。
それにより、より緻密で精度の高い調整
『チューニング』が可能なのであります。
長文でしたがお読み頂きありがとう御座います。